22.4.28 Procreate のキャンバス設定画面を追記(+'-')φ_
去年に調べてとぅいったーに書いていたことを、復習も兼ねてブログに纏めておこうと思いました...( ˘ω˘)φ_
Appleデバイスから、Windows などの他デバイスに画像ファイルをコピーした時に、注意しないと画像の色が変わっちゃうよ！って話です(+'-')b
Display P3 とは？
Appleが策定したsRGBの上位互換の色空間の名称。詳細はぐぐって！
iPad Air 4 でスクリーンショットを撮ると...
妙にファイルサイズが大きいので調べてみたら「PNG (64bit)」で保存されていた。
さらに、このPNGには「Display P3」っていうICCプロファイルが埋め込まれている。
※追記22.12.22
スクショ撮った時に、P3が埋め込まれる時と埋め込まれない時があることに最近気づいたので、必ずしも埋め込まれるというわけではない模様...？
Display P3 の表示に対応したディスプレイ
対応端末一覧。たぶん、対等してる端末は上記の仕様の可能性が高い？
Display P3 が埋め込まれている時の注意点!
この「Display P3」が埋め込まれてるPNGを
Windowsで扱う時にちょっと注意点があって、カラーマネージメント非対応のアプリで開くと正しい色で表示されないし、保存しなおしたりしちゃうと、その色で保存されてしまう問題（色が変わってしまう）
CLIP STUDIO PAINT で扱う場合の注意点!
クリスタは「TIFF/JPEG/PSD/PSB」に埋め込まれたICCプロファイルは読み込むみたいだけど、PNGに埋め込まれている ICCプロファイルは読み込まない...。
「TIFF/JPEG/PSD/PSB」としか書いてない。
どうなるの？
「Display P3」が埋め込まれたPNGファイルを、クリスタで読み込んで上書き保存しちゃうと、カラープロファイルが破棄されてしまうので、色味が変わってしまう！
参考画像
左が「Display
P3」が埋め込まれたPNGをクリスタで読み込んだ画像（色が変）。
右は「sRGB」に変換してからクリスタで読み込んだ画像。
どのくらい色が変わるかってのは画像にもよるけど、全体的に若干彩度が落ちる感じ（色が少し薄い感じになる。特に赤系が顕著）。
そこまで激しい差ではないけど、右の方が少し肌の色が肌色っぽい感じなのが分かるかな？
並べて比較すると解りにくいカモだけど、切り替えて比較すると明らかに色が変わってるのが分かるくらい違う。まぁランドセルの光沢部分を見比べたら解りやすいかな？
切り替え閲覧用
ちょっと分かりにくいかな？とも思ったので、切り替えて見れるようにもしておいた。画像をクリックして十字キーなどで切り替えて見たら解りやすいはず。
ちなみに、ICCプロファイル非対応のブラウザやアプリで見た場合は、「Display P3」と「Display P3 を破棄」が同じ色に見えるはず。
「Display P3」と「sRGBに変換」が同じ色に見えていたらOK!
余談だけど
To LOVEるの画集、とてもよかったのでオススメ!
ワイドカラーテスト
ちなみに、デバイスが Display P3 に対応しているかどうかは、下記画像を見たらすぐ分かる。対応しているとロゴが見えるはず。
一応、注意点は、ICCプロファイル非対応のアプリで上記画像を見ると、ロゴが見えちゃうところ。Google Chrome などの有名どころのブラウザだと対応しているはずだけど。
上記画像は、下記サイトから拝借したので、ご参照を。
Google Developers Japan: Android にワイドカラー フォトが登場: 対応するために知っておくべきこと
うっかりカラープロファイルを破棄してしまった場合
「Display
P3」のICCプロファイルを埋め込んでやればよいんだけど、探してみたけど全く同じプロファイルが見つからなかった。
DisplayP3Compat-v4.icc
まぁ結論から言うと、「DisplayP3Compat-v4.icc」っていうカラープロファイルを埋め込んでやれば良さげ（違うバージョンやらが色々あって一応試してみたけど、違いはよく分からんかった...）。
GitHub - saucecontrol/Compact-ICC-Profiles: Minimal ICC Profiles intended for embedding in image files
DCI P3 はダメ!
「Display
P3」と「DCI-P3」は似て非なるプロファイルだったので、これを埋め込んだらダメ。
DCI P3
"Display P3 はSMPTE規格のDCI-P3に基づいており、色域は DCI-P3
と同様であるが、ガンマとホワイトポイントは sRGB
と同様にするなどの差異がある" とのことで、Display P3 は DCI-P3基準
みたいなんだけど、ガンマとホワイトポイントが違うせいか、全然違う色になった。
DCI-P3 - Wikipedia
どうやってカラープロファイルを埋め込む？？？
XnView MP
の「一括変換」で、「動作を追加＞」で「ICC変換」ってのを追加して出力してやれば、複数ファイルを纏めてsRGBに変換して保存できる！
ネットに揚げる画像ならこうしておいた方が無難かな？
（P3を埋め込みたかったら両方P3を指定してやればヨシ!）
ちなみに、Display P3
が消えてる画像に対して、出力プロファイルをsRGBに指定してやる場合は、プレビューの変換前と変換後で色が変わるはず。...なんだけど、設定してから一度ウィンドウを閉じて開き直さないとプレビューが反映されない不具合があった...😔
XnView MP の致命的バグに注意
このプロファイルを指定するアドレスを、存在しないアドレス/ファイル名を指定してアプリを閉じると、次に「一括変換」をしようとしたらクラッシュするバグを見つけた。
まぁ迂闊に手打ちしない方が良さげ ＆
指定しているICCプロファイルのファイルの場所を動かさない方が良さげ...。
（うっかりアプリが落ちるようになった場合は、Cドライブの AppData内にある
xnview.ini を開いてアドレスを書き換えたら直る）
sRGBプロファイルについての補足
2015年に改定されていたらしくて「sRGB2014.icc」ってのがあった。
sRGB profiles
「sRGB_v4_ICC_preference.icc」の方が良いのでは？みたいな話も見かけたけど、ちょっとよく分からん問題...(+'-')φ_
Procreate だと…
以下のカラープロファイルが選択できるようになっていた(+'-')φ_
さいごに...
オススメ！
